第4章 自然への眼差し

桜河静凛

150.0×300.0cm、小林美術館蔵

満開の桜並木は川辺に沿って霞棚引く彼方まで永遠に続くようだ。
人の姿はなく、 数頭の馬の姿だけが描かれていることが本作の神秘性を一層際立たせている。
邪な煩悩を抱いた人間は立ち入ることができないこの静謐な空間には、 神々の庭園の如き霊的な気配が漂う。

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